スタイリッシュなハイスペックマシン!スーパースポーツバイク(SS)の魅力とは?

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大型バイクの中でもひと際スポーティーでスタイリッシュなバイクと言えば「スーパースポーツ(SS)」です。

TVや動画でプロレーサーのレースを見ているとカッコよくて憧れます。

私も過去にSSは3台ほど乗り継いでおり、サーキット走行やツーリングで楽しんでいました。

今回はスーパースポーツバイク(SS)の魅力と、お勧めできる方とできない方についてご案内いたします。

大型SSってカッコいいけど、パワーがあり過ぎて自分に乗りこなせるか不安です。

トッシ

大型SSの特性を知ることで安心して乗ることができますよ!

この記事をおススメしたい方
  • SSに憧れるけど、自分に乗れるのか不安に感じる方
  • SSの使い勝手を知りたい方
  • SSを維持するにあたって知りたい方
目次

スーパースポーツバイク(SS)とは

スーパースポーツは2000年初頭まではレーサーレプリカとも呼ばれていました。

その名の通り、サーキットでのレースに使用することを目的とした量産型市販車で、より速く走るために空気抵抗を最大限に軽減するカウルをまとい、コーナーリングではハイグリップタイヤにより極限まで倒しこむことができるバイクです。

レースに勝つための技術がふんだんに使用されているため、各メーカーの技術の結晶が詰め込まれた最高峰の市販車と言えます。

SSの乗車姿勢は高速域での操作を可能にするため、バイクを包み込むような前傾姿勢になって操作する必要があります。

コーナーリングでの最適な姿勢を維持するために、ハンドルはセパレートハンドルになり垂角が設けてあります。

深いバンク角が出せるようにステップは高い位置に設定してあるのが特徴です。

SSのメリット・デメリットとは?

各メーカーの最新技術を詰め込んだSSですが、メリットもあればデメリットもあります。

ここでは、私が実際に乗って感じたメリット・デメリットを挙げてみました。

メリット

見た目がカッコいい

スタイリッシュな外観がとても美しく、車で言う高級スポーツカーを彷彿させるデザインとなっているため、鑑賞するだけでも引き込まれる魅力があります。

凄まじい加速感が味わえる

各メーカーがレースに勝つための技術を惜しみなく使ったバイクなので、加速はスポーツカーなどの4輪車とは比較になりません。

加速中の体にかかるGを一度体感すると癖になる事必至です。

トッシ

ちなみに私は初めてアクセル全開にした時は足が震えました。

コーナーが楽しい

トッシ

バイクレースでレーサーがコーナーリングの際に限界までバイクを倒して、地面に膝や肘を擦りながら走る姿はバイク乗りなら誰もが一度は憧れるシーンですよね。

サーキットでコーナーリングをひらひらと走れるように、バンク角(車体を倒せる角度)が深く設計されているため、コーナーではバイクを傾けるスタイルで走ります。

そのためツーリングなどのワインディングコースでは、一つ一つのコーナーでバイクを倒しながら走る楽しみがあります。

デメリット

バイク本体が高い

最新機能と安全装備が盛りだくさんで、通常のツーリングでは使用しない機能まで搭載されています。

機能が充実しているため、バイク本体も高額になります。

パーツも高い

サーキットにおいてSSの走行性能を発揮するためにはタイヤやブレーキ、オイルなどの消耗品でさえも一般の車両とは異なってきます。

過酷なレースでも耐久出来る仕様で作られたバイクで、一つ一つのパーツも高額なモノが使われています。

転倒や故障による破損や、劣化や消耗などの部品交換は他のバイクよりも高額になってきます。

一般道のツーリングは体に負担がかかる

前傾の乗車姿勢はサーキットのようにコーナーが次々とあって、荷重移動を頻繁に行う場合には最適なポジショニングなのですが、一般道をゆっくりと走行するツーリングでは腰と首に負担がかかります。

ネイキッドのように体と頭が正面を向いているスタイルではなく、走行時に頭を少し上に向けないと前方の視野が確保できないため、ヘルメットを首で支えるような姿勢を維持する必要があります。

高速道路のように常に前から風圧を受けることができる状況であれば、負担なく走行することができますが、一般道をゆっくりと走行する場合は、風圧の支えを受けながら走行することができないため、首や腰に負担がかかってしまいます。

荷物を載せると不格好になる

SSはスタイリッシュな外観の為、他のバイクのようにタンクバックやシートバックなど積載用品が似合いません。

最近ではバイクに合わせたスタイリッシュな積載用品も販売されているため、以前ほどの不格好さはないもののSSに乗るのであれば、極力荷物が少なく済むような対策は必要になってきます。

個人的にはポケットに小さな財布のみで走るくらいがカッコいいと感じます。

おススメできる方・おススメできない方

SSはスポーツ走行に特化したバイクの為、用途によっては合わない方もいます。

私も最初に購入したSSのCBRは憧れのみで購入してしまい、本来の特性を生かせないまま売却してしまいました。

自身の使用用途と照らし合わせて、バイクを選択することはとても重要です。

おススメできる方

サーキット走行を視野に入れている方

サーキット走行をしてみたい方にとってSSは最もおススメできるバイクです。

各メーカーが技術の粋を集結させたマシンはサーキットで本領を発揮します。

加速、コーナー、ブレーキングと他のバイクの追従を許さない最新鋭の技術により、ご自身のバイク操作が上手くなったと錯覚させてくれます。

近所にサーキットがある、もしくはトランポなどのバイクを積載できる車両をお持ちの方は、サーキット走行を楽しんでみることをおススメします。

多少の整備ができる方

SSはカウルにエンジンが包み込まれているため、オイル交換などの軽作業でさえもカウルを外す必要があります。

また、ツーリング中のトラブルで、エンジンを確認しようと思ってもカウルを外す必要があるため、カウルを外せる程度の整備知識は必要になってきます。

近距離走行でバイクの練習をしたい方

週末に往復50~100㎞のソロツーリングしかしないという方や、近くにワインディングロードがあってコーナーでバイクを倒した走り方を練習をしたいと言う方にはSSはおススメです。

SSは前傾姿勢のため他のバイクよりも乗りづらい特性がありますが、乗りこなせばバイクのテクニックは磨かれます。

私もSSからネイキッドに乗り換えたときに、近所のワインディングロードのコーナーが面白いように曲がれた経験がありま。

進入速度やブレーキングポイントなど、SSに乗ることによって様々な感覚が身に付くので技術を上達させたい方にはおススメのバイクです。

革ツナギを着てスタイリッシュに乗りたい方

外観がスタイリッシュなため、革ツナギなど本格的なファッションが似合います。

革ツナギを着てバイクに乗ると気分はレーサーになり、バイクに乗ることが楽しくなってきます。

ただ、気分が上がってスピードの出し過ぎには注意が必要です。

おススメできない方

腰や首を痛めている方・もしくは痛めやすい方

前傾姿勢は一般道をゆっくり走行することに向いていません。

長時間体に負担をかけると転倒リスクも高まるため、首や腰が弱い方SSに乗る場合は注意が必要になります。

ただ、各メーカーによりシートポジションやハンドル・ステップ位置などは異なるため、車両によっては自身の体にとって窮屈にならないバイクがあるかもしれません。

カスタムパーツによりハンドル位置やステップ位置は変更できるので、目当てのバイクに跨った時にハンドルとステップの位置を確認しておくことが大切です。

跨って両足のつま先が着かない方

SSは運動性能を上げるため、他のバイクに比べて座面が高く設計されています。

跨った時に両足のつま先が地面に着かない車両は『立ちごけ』のリスクは非常に高くなります。

SSの『立ちごけ』はカウルを損傷する可能性が高く、修理費も高額になります。

サスペンションで多少の高さ調整はできるので、実車に跨った時に足つきの確認をしておきましょう。

様々なシチュエーションを1台でマルチにこなしたい方

SSはサーキットなど高速走行に特化した車両のため、長距離ツーリングやソロキャンプ、ちょっとした夜間走行などの日常使用にはあまり向きません。

様々な使用用途を1台でマルチにこなしたい方は、他の車両タイプを選択する方がいいでしょう。

SSの魅力と感想

私は過去にCBR、R1、GSX-Rと3台SSを乗り継いできました。

スタイリングに憧れて、初めてのSS、CBRを購入する際には「自分に乗りこなせるのだろうか?オーバースペックではないだろうか?」と悩みました。

しかし、いざ購入して乗ってみると「驚くほど軽くて操作しやすい!」と感じたのを覚えています。

アクセルを回したときの怒涛の加速は怖いものがありますが、【走る・曲がる・止まる】の基本的な性能は他のバイクよりも格段に上のバイクだと感じます。

現在私はヘルニア持ちなのですが、実は患った後もSSには乗っていました。

当時乗っていたR1はヘルニアを患った私の体では腰への負担が大きく、長時間の運転は難しかったのですが、600㏄のGSX-Rは私の体にマッチしていたため、長時間・長距離も難なくこなすことができました。

大型SSと一口に言っても1,000㏄クラスと600㏄クラス、現行の新車では絶版になりましたが750㏄クラスもあります。

同じ前傾姿勢でも様々な車両が各メーカーから販売されており、ライディングポジションも異なるため、実際に跨ってみないと分からないこともあります。

また、維持費の側面から考えてもSSだからと必ずしも『ハイグリップタイヤを履かなければいけない』という事もありません。

サーキット走行を視野に入れてなければ、長期的に持ちの良いツーリングタイヤを履かせて乗る方が圧倒的に維持費は安く済みます。

SSを検討されている方は、まずはお店に行って、気になる車両に跨ってみることをおススメします。

まとめ

SSはサーキットというハイスピードのフィールドで最大限の実力を発揮します。

ハイスピードの中でもライダーを安全に走行させることができるバイクは、法定速度域の公道であれば、より安全に走行できるバイクとなります。

万が一の時のクイックな反応やブレーキ操作など、バイクの安全に繋がる装備が満載なSSはハイスピードで走行しない行動においても十分に力を発揮してくれるため、私は安全のためにSSに乗ると言う選択肢があってもいいと思います。

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この記事を書いた人

元カーディーラーセールス
14歳の時にトライアルバイクを始めたのをきっかけに、バイクが趣味に発展!
このサイトでは、私の知識と経験を基に車とバイクに関する情報を中心に発信していきます。

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