バイクを選ぶ際に「何を買ったらいいのか分からない」ということはありませんか?
- 趣味として新しく始めてみたい
- 通勤・通学で使えるバイクが知りたい
- 久しぶりにバイクに乗りたいけど、何を選んでいいのか分からない
今回の記事はこのようなお悩みに向けて書いてみました!
最近のバイクは種類が多く排気量のラインナップも豊富なため、自分に合うバイクを見つけることが難しくなっています。
たとえ乗りたいバイクがあったとしても、自分の使用用途に合っていない車両タイプだとバイクが楽しめなかったり、買い替える羽目になることもあります。
バイクを選ぶ上で排気量と使用用途の設定はとても大切です。
そこで、この記事ではバイクの用途に合わせた排気量やおすすめのサイズについて、私の経験や知識をもとにご紹介します。
排気量別におすすめのバイク種類を紹介するだけでなく、そのメリットやデメリットについても解説するので、初めてバイクを選ぶ方や、乗り換えを検討している方は参考にしてみてください。
- 何ccバイクを購入したらいいのか悩んでいる方
- 自分の使用用途に必要な排気量が知りたい
- 乗りたいバイクが自分の用途に合っているか確認したい
なぜ排気量に違いがあるのか?
多くの人々がバイクを選ぶ際に、最も悩むのが排気量の選択です。
50ccの原動機付自転車~2,000ccを超える大型バイクなど、各メーカー様々なラインナップが準備されており、使用用途によって適した排気量を選択する必要があります。
バイクの排気量が多種多様な理由は、様々な需要に応えるためです。
排気量が大きいバイクは、高速道路やワインディングロードなどでのスピードやパワーを重視するライダーにとっては魅力的ですが、エンジンやボディが大柄になり車両重量が増すため初心者には扱いにくくなることがあります。
一方で、排気量が小さいバイクは低速走行や燃費効率が良く、都市部や通勤路などの都市走行に適していますが、高速道路などでの走行には制限があるかもしれません。
また、排気量が大きいバイクは、エンジンの回転数が少なくトルクが大きいため、重い荷物を積んでのツーリングにも向いています。
これに対して、排気量が小さいバイクは軽量コンパクトで扱いやすく取り回しが楽なため、初心者にもおすすめです。
以上のように、バイクの排気量は様々な走行条件やライダーのニーズに応えるために多様化しているので、自身の使用用途と照らし合わせて選択する必要があります。
排気量別メリット・デメリット
バイクを選ぶ際には、排気量も重要なポイントの1つです。
排気量によってバイクの性能や特徴が大きく異なるため、自分の使用用途やスキルに合わせた選択が必要です。
ここでは排気量別にメリット・デメリットをまとめてみます。
250ccクラス
250㏄クラスのバイクは軽量で取り回しがしやすく、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
しかし、出力が少ないため高速道路での走行やタンデム走行には向かない傾向にあります。
400ccクラス
250ccクラスのバイクよりは重量があるものの、取り回しはしやすくパワーもあるため初心者に人気のクラスです。
車検が必要になるため、維持費が高くなる傾向にあります。
750㏄クラス
ボディが大柄になるため取り回しが悪く、バイク初心者には扱いにくいクラスです。
しかし、パワーやサイズ感などは日本の道路事情において最も使用しやすい排気量になります。
1,000cc以上
ボディが大柄で座面が高く重量もあるため、ある程度の身長や筋力が無いと立ちゴケのリスクが伴います。
加速性能やスポーツ性能が高く安定した走行ができるので、高速走行の疲労が少なく長距離ツーリングも楽にこなせます。
以上が、排気量別のメリット・デメリットです。
バイク選びの際には、自分のライディングスタイルや目的に合わせた排気量のバイクを選ぶことが重要です。
また、初心者には排気量が小さいバイクから始めてみることをおすすめします。
タイプ別おススメ排気量
長距離ツーリングがメイン
長距離ツーリングが主な使用用途になる方は、高速道路を使用することが多くなるので、なるべく大きな排気量の方が楽に走ることができます。
また、宿泊やトラブルへの対処として装備が増える傾向にあるため積載する事も加味しなければなりません。
高速安定性や積載性のある400cc以上の排気量をおススメします!
おすすめ排気量 | 使用用途 | 車両タイプ |
---|---|---|
400cc以上は必要 | 高速道路巡行 長距離走行 積載走行 | ネイキッド ネオクラッシック クラッシック アメリカン ツアラー アドベンチャー メガスポーツ |
街乗りメイン
街乗りで日常的にバイクを使用したい方は、車重が軽く取り回しが良い車両が使いやすくなります。
250~400ccの排気量は中低速で使用しやすく、ストップ&ゴーのある市街地において楽に運転することができます。
おすすめ排気量 | 使用用途 | 車両タイプ |
---|---|---|
250~400cc | 街乗りメイン 日常的な足使い | ネイキッド クラッシック アメリカン スクーター アドベンチャー スポーツ |
街乗り+中長距離ツーリングもたまに行く
上記に加えて中長距離のツーリングで高速道路を走行したり、タンデム走行もしてみたいという方は、よりパワフルに使える400ccがおススメです。
おすすめ排気量 | 使用用途 | 車両タイプ |
---|---|---|
400cc | 街乗りメイン 日常的な足使い 中長距離ツーリング | ネイキッド クラッシック アメリカン スクーター アドベンチャー スポーツ |
通勤使用+プチツーリングでの使用
通勤・通学で毎日使用する方は、オイルなどの消耗品の交換頻度が高くなるため、小さな排気量の方が維持費が安くて手軽に乗ることができます。
近場を回るプチツーリングにおいては、気軽にバイクに乗れることが重要になります。自転車のように簡単に使用できる125~250ccの排気量をおススメします。
おすすめ排気量 | 使用用途 | 車両タイプ |
---|---|---|
125~250cc | 通勤・通学 短距離プチツーリング 日常的な足使い 買い物 | ネイキッド アメリカン スクーター アドベンチャー モタード オフロード |
林道走行などのオフロードでの使用
オフロード使用は、路面が通常の走行状況とは異なります。
林道走行など滑りやすい路面でも地面を捉える必要があるため、専用タイヤを装着しているオフロード車両でないと、転倒やバイクの故障に繋がります。
不安定な路面を走行することを想定している方は、排気量が小さく軽量なオフロード車両をおススメします。
また、オフロード専用車両にオンロードのタイヤを装着しているモタードバイクもあります。
オフロードタイヤに交換してしまえば林道走行も可能になるので、シチュエーション毎に使い分けると幅広い用途で使用することができます。
おすすめ排気量 | 使用用途 | 車両タイプ |
---|---|---|
125~250cc | 林道走行 川辺走行 オフロード全般 | モタード オフロード |
サーキット走行メイン
サーキット走行はバイクの持っているポテンシャルを最大限に引き出せるので、スピード感を味わったり、周回タイムを競ったりと、公道ではできない楽しみ方があります。
しかし、専用の車両で走行しないと転倒や故障のリスクを伴います。
サーキットで安全に走行するためには、十分な制動を得られるブレーキやグリップ力の高いタイヤを装備することが重要です。
標準で安全性能が充実している、600cc以上のSSなどスポーツ走行が可能なタイプがおススメです。
おすすめ排気量 | 使用用途 | 車両タイプ |
---|---|---|
600~1,400cc | サーキット走行 | スーパースポーツ 専用カスタムネイキッド ストリートファイター メガスポーツ |
中長距離ツーリング+サーキット
普段はツーリングで使用し、年に数回サーキットで使用したいという方には600ccSSがおススメです。
1,000ccSSの場合、公道ではかなりセーブした走りになるため、若干ストレスを感じてしまいます。
600ccSSはサーキットで性能をフル活用できるのはもちろんの事、公道のワインディングでも適度にアクセルを開けて走行することができます。
公道でもストレスなく走行できるため、中長距離のツーリングも楽に運転することができます。
おすすめ排気量 | 使用用途 | 車両タイプ |
---|---|---|
600cc | 中長距離ツーリングツ サーキット走行 | スーパースポーツ |
欲しいバイクと用途が合わない場合
バイクを購入する際には、自分の使用用途に合わせた適切なバイクを選ぶことが重要です。
しかし、時には欲しいバイクと自分の使用用途が合わない場合もあります。
性能に合わない使用方法はバイクを痛めたり、故障の原因にも繋がるので注意が必要ですが、自分のバイクの特性を理解しておけば、バイクの用途幅は広がります。
バイクの用途に合わせたカスタマイズを施せば、対処できることもあるのです。
例えば、通常オフロードバイクでサーキット走行はしませんが、オンロードタイヤを履かせてモタードバイクにすることで、サーキット走行が可能になります。
実際、モタードバイクはミニサーキットではコーナーリングにおけるバンク角の深さから、SSをも凌駕する実力を発揮します。
また、小排気量のバイクでもスクリーンを装備して、シートやサスペンションのカスタマイズを施すことで、高速走行を快適にすることもできます。
バイクの特性を生かし、必要なカスタムを施すことでバイクの用途幅は広くなりジャンルを越えた使い方も可能になります。
バイクを選ぶ際には、自分の使用用途をよく考えて適切なバイクを選ぶことが大切ですが、どの様なカスタムを施せば走れるかを考えることも、バイク選びの重要なポイントです。
まとめ
今回はバイクの使用用途と排気量について紹介しました。
用途に合わせた排気量を選ぶことは、バイクを楽しむ上で最も重要な要素になります。
特に初心者の時は「大排気量の高価なバイクを買っておけば問題ない」と思ってしまいがちですが、自身の使用用途に合っていないバイクはすぐに乗らなくなってしまいます。
また、バイクの排気量は【大きいから万能】という訳でもなく、必要のないパワーや大きさは逆に使い勝手が悪くなることもあるのです。
ご自身の走る環境や用途に合わせて、最適な排気量を選ぶことが大切です。
バイクを選ぶ際の大切なポイントとなる排気量について、この記事を読んでいただければ幸いです。
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