CB1300はおすすめできるか?購入者の感想とレビュー!

当ページのリンクには広告が含まれています。

みなさんは「ネイキッドバイクと言えば?」という質問に対してどんなバイクを思い浮かべますか?

私にとってネイキッドバイクと言えば、王道ですがCB1300です。

昔ながらの丸目ネイキッドスタイルとトルクフルな大排気量!

一世を風靡した組み合わせですが、今となっては希少なスタイルとなっています。

今回、私事ですがCB1300を購入したので、検討している方に向けてこのブログでレビューいたします!

CB1300についてレビューやクチコミを見てみると、「安定感がある」「優等生」など、良いこともたくさん書いてあるのですが、「足つきが悪い」「重すぎて取り回しが悪い」「クセが無くて面白みに欠ける」などといった欠点についての書き込みも多く見かけます。

実際に乗ってみて慣らし運転も終わり、3ヶ月が経過していますので欠点として挙げられているポイントもこの記事でお伝えすることができます!

CB1300を検討されている方は是非最後まで読んでみてください。

すぐに感想を知りたい方はコチラ

目次

CB1300ってどんなバイク?

HONDAが「4気筒のビッグネイキッドを作る」ことをコンセプトにしたPLOJECT BIG1により、1992年にCB1000 SUPER FOURが販売されました。

その3代目となるCB1300 SUPER FOUR(以後CB1300)は1998年から販売されるようになりました。

初代CB1000SFから基本的なスタイルは変更せず、30年経った今でも販売されているロングセラーモデルです。

トッシ

30年間同じスタイルってすごくないですか?
以下に特徴を5つまとめてみます。

CB1300の特徴
  • 1,300ccの水冷直列4気筒エンジン
  • 大容量の燃料タンク
  • 今では希少なツインショック
  • 幅広のシート

1,300ccの水冷直列4気筒エンジン

CBのパワーユニットは大排気量1,300ccの水冷4気筒エンジンです。

一昔前のビッグネイキッドは1,100~1,300ccくらいのエンジンが使用されていましたが、最近は1,000cc以上のバイクがめっきり少なくなってきましたよね。

4気筒エンジンの特徴と言えば、あの「フォンフォン」っていう音!

意味もなく空ぶかししたくなる魅力的なサウンドです。

エンジンフィーリングは高回転まで滑らかに回るので、高速道路の車線合流時など加速がスムーズに行えます。

また、大排気量なのでトルクやパワーも十分余裕があり、どのタイミングからアクセルを回しても簡単に加速できるエンジンになります。

トッシ

実際に高速合流地点で、4速50㎞/hから100㎞/hまでアクセルオンだけで合流してみましたが、シフト操作しなくても余裕で合流できました!

大容量の燃料タンク

CBの燃料タンクは見た目とおりの大きさで21ℓの容量があります。

カタログ記載のWMTCモードが17.2㎞なので、簡単に計算すると約360㎞給油せずに走行できることになります。

実際私が市街地走行した際には、計算上18.5/ℓでした。

以前乗っていた隼も同じくらいだったので、1,300ccの燃費で言うと一般的なのかもしれませんね。

トッシ

燃料もレギュラー仕様なので、経済的ですね!

今では希少なツインショック

最近はやりのモノショックではなく、CBは古くからバイクに採用されているツインショックを装備しています。

運動性能はモノショックには劣るものの、サスペンションとして衝撃を吸収する能力はツインショックが勝ります。

また、調整やメンテナンスが施しやすいのもツインショックの大きなポイントです。

トッシ

快適性を求めるならツインサスですね。

幅広のシート

シートは座面が広く、快適に走行できます。

タンデム走行でも、前後の高低差が少ないシートでなので、掴まりやすくタンデム側も安心して乗ることができます。

ただ、幅広なので停止状態でも若干股が開いた状態になってしまい、足つきは悪くなってしまいます。

トッシ

座り心地は最高なのですが、若干硬い気がします。
往復100㎞以上ツーリングするとお尻が…

電子制御の搭載で快適走行

CB1300は2021年に大幅なマイナーチェンジがあり、各部に電子制御部品が装着されました。

外観こそ大きな違いはありませんが、電子制御されたことで最新バイクと同レベルの快適性能を実現ししています。

電子制御パーツ
  • 電子制御スロットル
  • ライディングモード切り替え
  • クルーズコントロール
  • クイックシフター

電子制御スロットル

電子制御スロットル(ホンダ名称:スロットルバイワイヤ)が装備されたことで、ライディングモード切り替えやクルーズコントロールなど、他の機能も使えるようになりました。

画像のように、今までのワイヤー式スロットルと比べても、見た目はそこまで大きく違いません。

しかし、握って回してみると「スロットルが軽い!」

スロットルを回す力なんてわずかだろ?って思われるかもしれませんが、長距離ツーリングや高速クルージングをすると、このわずかな力でも手首に響いてきます。

また、ワイヤー式は適度に給油してあげないとすぐ硬くなってしまいますが、電子制御スロットルならメンテナンスフリーで、新車の回し心地を維持してくれます。

トッシ

個人的な意見ですが、もっと早くから採用されても良かったのではないかと思います。

ライディングモード切り替え

電子制御スロットルが装着されたことで、ライディングモードの切り替えもできるようになりました。

【スポーツ】【スタンダード】【レイン】の3タイプのライディングモードが選択できるようになっており、左側のハンドルスイッチで簡単に切り替えることができます。

ツーリング中に不意な雨が降って、アクセル操作が怖い時ってありますよね!

そんな時はライディングモードを【レインモード】に切り替えることでアクセル感度がマイルドになるので、スリップしやすい雨の日でも安心してアクセルを操作することができるんです。

トッシ

ライディングモードが付いてると安心です。
ただ、自分の場合はめったに使用しないかな・・・

クルーズコントロール

電子制御によりスロットル開度を電気信号に変換することができるため、設定した速度を維持するクルーズコントロールも装着されました。

クルーズコントロールは速度50㎞/h以上でギアが4速以上の時に設定できるようになっています。

高速道路走行中に設定しておけば、アクセルを持っておかなくても走行できるので右手の負担がかなり軽減できます。

トッシ

クルーズコントロールに関しては、正直必要ない機能だと感じました。
慣れていないからかもしれませんが、単純に怖いです。

クイックシフター

クイックシフターは、クラッチ操作をしなくてもギアチェンジが行える機能です。

CB1300では標準装備という訳ではなく、純正アクセサリーとしてオプション装着する用品となっています。

上下方向対応のクイックシフターなので、ツーリングは格段に楽になります。

CB1300にはスリッパークラッチが標準装備されているので、クイックシフターが無くてもクラッチ操作は楽に行えるのですが、一度クイックシフターを味わってしまうと無しではいられませんね。

トッシ

電子制御部品の中で、最もメリットを感じた機能だと思いました。
これこそ標準装備にしてほしいくらいです!

クチコミ&レビューによるCB1300の欠点とは

ここでは、実際に所有している人のクチコミとレビューを集めてみました。

走っているときは軽く感じますが、止まった瞬間から重さを意識する必要があります。常に立ちゴケしないよう注意が必要です。傾いたらこらえられません。

引用元:bikebrosユーザーレビュー

ただ車体の重さだけ(立ちゴケしてつくづく思いました(笑))

引用元:bikebrosユーザーレビュー

・車重が重いため、取り回しは大変
・車高がそこそこあるため、足つきがあまり良くない
(運転手の足の長さも関係しますが・・・)

引用元:bikebrosユーザーレビュー

乗り心地は悪くないですが、この重量とシート幅ですから低身長、短足だときついでしょう。

引用元:価格.comユーザーレビュー

デカい重い…これだけの図体なので、お世辞にも良いとは言えません。
足着きも悪いので停止時がとにかく不安です。

引用元:価格.comユーザーレビュー

上記の通り、「車重・取り回し・足つき」の3点を欠点として挙げられる方が多く見受けられました。

トッシ

私も購入前にクチコミやレビューをさんざん読み漁りましたけど、CB1300オーナーの皆さんが気になるところは大体同じですね。

実際に乗ってみた感想

クチコミやレビューにあるようにCB1300を検討されている方が最も気になるポイントは、「車重・取り回し・足つき」の3点だと思います。

実際に私が3ヶ月乗ってみて感じた「車重・取り回し・足つき」について、正直にレビューしてみます。

車重

CB1300SFの車重が266㎏あるので、他のバイクと乗り比べてもあきらかに重さは感じます。

ただ、重いと言っても隼ほどではないんじゃないかと思い、以前乗っていた2014年式の隼を調べてみたのですが、なんと同じ266㎏でした!

何となくCBの方が軽い気がするのは、ハンドル位置が高いので取り回しの際に力が入れやすいのだと思います。

また、同じようなネイキッドで比較するとZ900RSが215㎏だったので50㎏以上CBの方が重くなります。

確かに重量級の車両ではありますが、支えるのが大変なバイクという事はありません。

足つきさえ問題なかったら、不安なく支えれるレベルだと感じました。

取り回し

ハンドルの位置が高くても、押し引きは大変です!

前側に少しでも傾斜がある駐車場に停車すると、出すときが一苦労です。

両足がべったり付く方であれば、おそらく何の苦労もなく駐車場からバックで出せると思いますが、私のように踵が少しでも浮く方だと苦労するかもしれませんね。

足つき

他のネイキッドバイクと比較しても、決して足つきの良いバイクとは言えません。

足の長さは個人差がありますが、身長が175㎝以上の方であれば両踵がべったり付くのではないでしょうか?

私は身長が172㎝なので、サスペンションを調整して足つきを改善しています。

身長170㎝くらいの方であればサスペンションの調整で足つきは良くすることができます。

身長170㎝未満の場合は、ライディングシューズやローダウンリンク、ローシートで車高を調整することで足つきは改善できると思います。

上記の車重や取り回しについても、結局足つきで全て変わっってくると思います。

足つきさえ良ければ、車重や取り回しは、さほど気になることはないと感じます。

足つき改善グッズ

足つきを改善するために最も簡単な方法が厚底シューズを履く事です。

ここでは、ライディングシューズの中でも厚底になっており、見た目も素材も優れたものをいくつかご紹介いたします!

ワイルドウィング(WILDWING)はバイク専用設計のブーツとなっており、厚底であってもシフト操作がしやすい作りになっています。

ヒール部分も耐摩耗性能に優れており修理などのアフターフォローにも対応しているメーカーのため、長期的に使用できるライディングブーツです。

RSタイチのライディングシューズの中でも比較的厚底仕様になっているタイプです。

シューズの調整は靴紐ではなく、ダイヤル操作で簡単に締め具合を調整することができます。

また、防水・透湿素材の『ドライマスター』を使用しているので、悪天候時でもシューズ内が浸水することなく常に快適な状態を保持することができます。

AVIREXは元々パイロットが身に着ける軍製品を手掛けるブランドでした。

上質で頑丈な革製品が得意なブランドで、過酷な使用条件にも耐えるライディングブーツには最適です!

また、使用するほど革の色合いや風味が変化する『エイジング』を楽しむこともできます。

程よいボリューム感で足つきの改善はもちろんですが、どのようなボトムにも合わせやすいため、バイクに乗る時だけでなく日常使いでもオシャレに使うことができるブーツです。

コストと総合的な評価

車両本体のみで150万円を超える車両なので、他の大型ネイキッドと比較してもコストは高い方だといえるでしょう。

ただ、30年間改良を重ねたCB1300は、コストを補うだけの魅力がたっぷり詰まっています。

1,300ccのトルクたっぷりのエンジンは、「エンスト知らずなのか」と思うほど発進がスムーズですし、時速80㎞からでも少しアクセルをひねるだけで簡単に追い越しができます。

また、スーパースポーツやストリートファーターほどの機動力はありませんが、峠道などワインディング走行は楽しくて仕方ありません。

長距離ツーリングにおいては、安定感が素晴らしく高いので、他のバイクよりも圧倒的に疲れを軽減できます。

以上の事からCB1300を総合的に判断すると、現在の新車価格であれば妥当な金額だと感じました。

購入を検討している方へ

これからCB1300の購入を検討されているのであれば、間違いなく購入することをおススメします!

クチコミやレビューで書かれている「車重・取り回し・足つき」についても、足つきさえ良くすることができれば特に気にすることもありません。

それに、CBオーナーの方が同じことを欠点として挙げてると言う事は、他に大きな欠点が見当たらないバイクだという事になります。

私もCB1300は忖度なく「本当に買ってよかった!」と思いました。

昔から続いているスタイルは、言い換えると“長く乗っても飽きが来ないスタイル”です。

長期的にバイクを楽しみたい方には、是非ともおススメしたいバイクです。

まとめ

この記事の内容を以下に簡単にまとめてみます。

  • CB1300は30年間販売されているロングセラーモデル
  • 古くから採用されているスタイルで飽きが来ない
  • 電子制御が付いて快適に走行できる
  • クチコミでは「車重・取り回し・足つき」の3点を欠点として挙げられる方が多い
  • 足つきさえ良くすることができれば欠点は気にならない

今回はCB1300のクチコミについてレビューさせていただきました。

気になるポイントは解消できたでしょうか?

私は今までたくさんのバイクに乗ってきましたが、その中でもCB1300は一番の優等生だと感じます。

突出した性能こそありませんが、全体的にバランスが良いバイクなので、カスタム次第ではオーナーの要望にしっかり応えてくれるバイクになると思います。

CB1300はサーキットや林道など、特別なフィールド走行には向きませんが「バイクを気軽に楽しみたい」という方には最適なバイクだと感じました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元カーディーラーセールス
14歳の時にトライアルバイクを始めたのをきっかけに、バイクが趣味に発展!
このサイトでは、私の知識と経験を基に車とバイクに関する情報を中心に発信していきます。

コメント

コメント一覧 (6件)

  • 私は身長166cmで、CB1300sf(2023)デジタルシルバーを4月に納車し、すでに6000km走ってます。確かに取り回しは重いし、足付きも母指球がやっとですが、重心が良いからか、振つく事もなく、低速での走行も全く問題なく、まだ立ち転けもありません。ホント乗りやすいビッグネイキッドだと思いますよ。大型初の方でも、足付きや取り回しを気をつければ、乗れちゃうと思います。

  • 自分は、発売直後のCB1000SFに25年ほど乗ってました。
    当時、ツーリング先でよく欲しかったけど
    足付きに不安が有ったので断念したってよく言われました。
    身長170の自分も足付きに不安が有ったけど
    モーターショーで一目惚れした車体なのと
    走り出したら何の問題も無かったので長く乗れたのだと思います。

  • 2019年にSP買いました。もうすぐ2万キロだけど、コケたりはないなあ。
    昨今オーソドックスなネイキッドが少なくなったなあ。みんな樹脂を多用して…確かに軽いのは楽だけどね。
    でも流石に次はミドルクラスのネオクラかな。

  • CB1300P仕様に乗ってます。特殊装備で重さ300㎏を越えますが、走り出せば軽快そのものです!
    お勧めですよ~

  • 2019年cb1300sf spを新車購入して四年ほど乗っております。
    私の身長は163cmです。股下は74cm体重58キロです。年齢は51歳です。
    購入前の試乗では両足つま先で(マイナー前モデルで)268キロの車重があり、すごく不安だらけでしたが、どうしても欲しかったので、乗ってみる事にしました。
    どうして難しいなら手放そうと覚悟して、、
    結果、最初こそ不安でしたが、ワイルドウイングのブーツとローシートで、余裕で乗れるようになりました。
    取り回しも練習をすれば、誰でも簡単に感じるようになると思います。
    バイクを垂直に立てれば、重さを全く感じませんし、押す時、引く時も自分の立ち位置だけ気をつければ、多少の重さを感じるものの、何の問題もありません。
    なので、多少背が低くても【乗れる】と思います!
    悩んでいる方はぜひ乗ってみてください!

  • 6速初期型の300kg超えボルドに乗ってる164cm短足57歳です。
    購入直後は脚付き不安でしたがいつの間にか躯がバイクに合うようになりましたね。8万km超えましたが元気いっぱいに廻りますよ。年1でのタイヤ交換と車検毎のスプロケ3点交換が痛い程度です。愛機万歳

コメントする

目次