車を長く使用していると、故障やメンテナンスに費用がかかってきます。
長く乗れば乗るほど、リスクは膨らんでいき修理代金が高額になる事もあります。
修理や車検をしたものの、数か月後には別の箇所が故障して「あの時買い替えておけばよかった」と思うような経験をされた方も多いはずです。
今回は車を上手に買い替える方法についてご案内いたします。
車を買い替える理由とは?
車を買い替える際には、買い替えるための理由が存在します。
買い替える理由はとても大切で、納得する理由であれば購入する気持ちになります。
しかし、反対に不安材料が残ったり、買い替えるに値しない理由や納得がいかない理由であれば、車を購入したい気持ちは冷めてしまい「今の車を継続して使用しよう」という気持ちになるのです。
買い替える理由が不明瞭なために、誤った選択をしてしまう可能性があるため、理由は明確にしておく必要があります。
次の理由に該当すれば、買い替えることを検討してみてもいいかもしれません。
- 新しい車が欲しくなった
- ライフスタイルが変わった
- 車の調子が悪い、故障して修理費が高額になる
- 事故で廃車になった、修理代が高額になる
新しい車が欲しくなった
気に入った車を見て「どうしても新しい車が欲しい!」と思ったら購入を検討しても良いでしょう。
人は気になった物や新しい物が発売されたとき、買いたい衝動に駆られます。
一般的に自動車のモデルチェンジ周期は4~6年と言われています。
- スタイリングが好み
- 機能が充実している
- 乗っている車の年数が経っている
こんなときは乗り換えを検討するタイミングです。
もしも上記に当てはまるようでしたら新車の購入を検討してみてはいかがでしょうか?
新しい車がもたらすあなたの生活の変化を考えてみることで、理由が明確になります。
ライフスタイルが変わった
新しい家族が増えたり、子供の手が離れたりすると車の使用用途が変わってきます。
スポーツカーからミニバンに変更したり、ミニバンからコンパクトカーに変更したりと、自身のライフスタイルに釣り合わない車は、使い勝手が悪くなってしまいます。
車は使用しなくても劣化しするため、車を最大限活用できる理由を明確にしてみましょう。
車の調子が悪い、故障して修理費が高額になる
車は長く使用すると、故障のリスクが高くなってきます。
少額の部品交換で済むような故障であっても、他の部品も同時に劣化していくため故障頻度は年々上がってきます。
メンテナンス時にディーラーから指摘があった個所が高額部品の場合は、早めに検討する事をおススメします。
事故で廃車になった、修理代が高額になる
事故の場合は、買い替える理由が明確なため、理由を探す必要はありません。
ただ、急に買い替えを検討しないといけなくなるため、次に購入する車が決まってないこともあります。
新しい車が納車されるまでの代車を準備してくれたり、保険会社との連携がスムーズに行えるお店を普段から作っておくことがポイントです。
車を買い替える時の注意点
残債の有無
車を買い替える際は、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
今の車をクレジットで購入している場合は、残債が残っている可能性があります。
残債額が下取り金額で補う事ができれば、問題ありませんが、残債額が下取り金額を上回る場合は、車両購入価格に残債を上乗せしないといけなくなるため、当初予定していた購入金額を超えてしまう可能性があります。
具体的な商談をする前に、クレジット会社に残債確認しておくことをおススメします。
買い取り金額の確認
ディーラーで下取りをお願いする場合は、納車まで今の車を使用していても査定金額を維持できるメリットがあります。
ただ、登録予定月に下取り車両が入庫することを加味して下取り額を設定しているため、下取り価格はかなり減額されています。
過度な減額を避けるためにも、買取り専門店などで今の車の相場を調べておくことは重要です。
相場を元に価格の交渉をすることで、下取り価格が上がりお得に購入できることもあります。
但し、納車までの期間が長期になる場合や過度な走行距離増、傷または故障は再査定となり減額の原因になるため、ディーラーで下取りする条件で車を購入する場合は、再査定の要件を確認しておきましょう。
購入キャンセルの確認
新車の納車が長期化すると、それまでの間であなたの状況が変化することもあります。
例えば、転勤や転職により急遽車が必要ない地域へ行くことも考えられます。
また、車自体もモデルチェンジや年度改良を行うため、新型が発売されているにも関わらず旧型を納車されるということもあります。
車を購入して【どのタイミングまでであればキャンセルできるか】を確認しておくことは、とても重要なのです。
決算月は本当に狙い目?
一般的にディーラーの決算は3月と9月なので、決算月を狙うと値引きがしやすいと言われます。
しかし、今はそんなことはありません。
一昔前であれば、決算月に大きな値引きをして叩き売りする事もあったのですが、近年自動車業界の流れはブランド力向上の為、車両値引きに頼った販売を廃止する方向に進んでいます。
また、部品供給遅延やロックダウンの影響で登録月が読めない事もあり、大幅な車両値引きを実施するディーラーが少なくなってきています。
一般的にディーラーは自動車を登録や納車をして初めて売り上げが立つようになっています。
そのため、3月や9月にいざ車を購入しようと思っても、登録や納車が決算月以降の4月や10月になるとなれば、ディーラーは無理して大幅値引きをする必要はなくなります。
【決算値引き】という名目はどのディーラーも、いまだに使用していますが、実質的な値引きは他の月と大差ないため、キャンペーンなどを充実させてユーザーの購買意欲を高める手法に切り替わっています。
プロが教えるお得に買い替える方法とは
決算のキャンペーンを利用してお得に買い替えることもできるのですが、誰しもがタイミングよく決算月に買い替えのタイミングが訪れるわけではありません。
また、ディーラーも1年を通して車の販売を行っているため、値引きを含めたキャンペーンも通年で行っています。
その中で、最もお得に買い替える方法は【月末に商談する】です。
登録納車がいつできるか分からない状況でも、各ディーラー、各セールスには目標が毎月設定されています。
目標は比較的高く設定されていることが多く、毎月クリアできるセールスはなかなかいません。
月末に車の商談が入れば、決めにかかってくるのがセールスなので、その時は通常よりも条件が出しやすい状況だと言えます。
最終的な決断は月末に延ばして、あなたの要望を伝えてみることで通常よりもお得に購入できる可能性は上がります。
ただ、注意点として3度以上の商談は購入意思が無いように受け取られてしまう可能性があるため、月末の商談は3度以内で行うようにしましょう。
まとめ
今回は上手に車を買い替える方法をご案内させて頂きました。
買い替える理由を明確にし、購入のポイントを押さえて商談にのぞむことで、車はお得に買い替えることが出来ます。
車は高い買い物なので、簡単に買い替えるものではありません。
しっかりと吟味したうえで、購入することをおススメします。
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