新車を購入する際にボディーカラーの選定に悩むことはありませんか?
車を綺麗な状態で長く維持するために、ボディーカラーの選定はとても重要です。
『ブラックに乗りたいけどメンテナンスが大変そう』など、たとえ自分の乗りたいボディーカラーがあっても、実際所有するとなると不安になる方も少なくありません。
今回は、各ボディーカラーの特徴とカラーを選ぶ際に注意しておきたいポイントをご案内いたします。
ボディーカラーの種類
車のボディーカラーは塗料により、その呼び名が変わります。
大きく分けると以下の3つの種類になります。
- メタリック
- パール
- ソリッド
メタリック
塗料の中にアルミ粉を混ぜることで金属的な輝きを出します。
一般的によく使用されているカラーで、バリエーションが最も豊富なのが特徴です。
カタログ記載:【○○メタリック】
パール
塗料の中にマイカ(雲母)と呼ばれる鉱物粉を混ぜています。
メタリックとは見分けがつきづらいですが、光が当たると角度によって色の変化がある事が特徴です。
パールは3層構造の塗装が施してあるものが多く、一般的に車両本体価格から3~5万円程上乗せになります。
注意点として、3層構造塗装は板金修理の際は他のカラーよりも修理代金が高くなることが挙げられます。
カタログ記載:【○○パール】【○○マイカ】
また、同じ鉱物でもシリカ(石英)を混ぜている塗料もあります。
カタログ記載:【○○シリカ】
ソリッド
単色で光の加減による色の変化がありません。
近年オシャレ志向の方に選ばれることが多いカラーで、絵の具の色をそのまま使ったような発色が特徴です。
カタログ記載:【ソリッド○○】
カラー別の特徴
カラー別に特徴をまとめてみました。
カラーの特徴を知ることで、所有する際に気を付けておきたいポイントが分かります。
ブラック系色 | 最も高級感が出せる色です。 汚れや傷が目立ちやすいカラーなので、屋根付きの保管場所を確保できない方は、洗車などの小まめなメンテナンスが必要になります。 |
ホワイト系色 | 高級感とメンテナンスのしやすさから最も人気のカラーです。 多少の汚れは気にならないカラーなのですが、雨だれなどの水垢が目立ちやすいカラーになります。 3層構造塗装のパール色が多いため、購入時は少し金額が上がります。 |
レッド/オレンジ系色 | 女性に人気のカラーです。 長期的な屋外保管は色あせを起こして白色化してしまいます。特に樹脂部分の白色化は再塗装をしないと戻せないため、コーティングや小まめな洗車で維持する必要があります。 |
ブルー/パープル系色 | ソリッド系が近年人気のカラーです。 明るめのブルーは比較的メンテナンスに気を使う必要はありませんが、ダーク系(濃色)はウォータースポット(雨が乾燥してできるシミ)が最も目立ってしまうカラーなので、ガレージなどの囲ってある屋内に保管できる方でないと維持が難しくなります。 |
シルバー/グレー系色 | 汚れや小傷が目立ちにくいカラーです。 屋外保管で小まめなメンテナンスが苦手と言う方はシルバー/グレー系色を選んでおくことをおススメします。 |
ゴールド/ブラウン系色 | 近年SUVなどで使用されることが多くなった人気色です。 シルバー/グレー系色と同様に、比較的メンテナンスが楽です。 悪路走行により小傷がついてしまっても目立たないため、アウトドアで使用される方におススメです。 |
おすすめの配色3選!
①パールホワイト
一番人気のカラーでこれを選択しておけば、まず間違いありません。
車は長期的に使用していくと、汚れや傷が目立ってくるものです。
しかし、パールホワイトは多少の汚れや傷は目立たないため、長期的に使用することが出来ます。
また、傷が目立たないので洗車機に入れて容易にメンテナンスを行えるのがポイントです。
②ブラウンメタリック
高級感と遊び心を兼ねそろえた魅力的なカラーです。
ミドル層に人気のカラーで、シチュエーションを選ばず使えることがポイントです。
メンテナンスもパールホワイト同様、洗車機でサッと済ませることが出来る、とても使い勝手のいいカラーだと言えます。
③カーキ系カラー
海外で人気が出たことを発端に、日本でもラインナップに加わり女性に人気の定番カラーとなっています。
メンテナンスが楽なだけでなく、小さな擦り傷程度であれば、簡易的なタッチアップ補修で目立たなくさせることができるため、運転に慣れていない方や、狭い駐車スペースで車を擦ってしまう可能性がある方には安心できるカラーです。
ボディーカラーの選び方
新車購入時にボディーカラーで悩んでいる方は、ご自身の使用用途と保管場所を考えてみてください。
例えば、新しく購入する車でキャンプや釣りなどのアウトドアを楽しみたい方であれば、舗装されていない悪路の走行や草木の生い茂った道を走行することも想定しなければなりません。
悪路を走行するとなれば泥はねによる小傷や、草木による擦り傷が目立たないボディーカラーを選択するといいでしょう。
また、ご自身の保管場所が雨ざらしになる場所で、レッドやブルーのようなボディーカラーを選択する場合は、新車購入時にボディーコーティングを施工して、小まめなメンテナンスを施す必要があります。
このように、ご自身の使用用途と保管場所を加味してボディーカラーを選ぶことで、愛車を綺麗な状態で維持することに繋がります。
ボディーコーティングは施工した方がいい
新車の購入において、好きな色を選べることは大きなメリットになります。
ただ、環境によっては選択できないボディーカラーもあるかもしれません。
しかし、好きな色を選んでもボディーコーティングなどの対策をしておくことで、使用用途や保管場所にとらわれずボディーカラーを選択することは出来ます。
ボディーコーティングはカーワックスの油分で雨をはじく効果とは違い、ガラス皮膜の形成でボディを保護するため、酸化や劣化をおこしにくいのが特徴です。
また、雨ざらしの保管場所であってもコーティングの効果で洗車が楽に行えるため、塗装面を長期的に綺麗に保つことが出来ます。
使用用途や保管場所により『好きな色が選べない』という方は、ボディーコーティングを施工することをおススメします。
プロが選ぶおすすめの手入れ用カー用品
一般的にディーラーでオプション購入する場合、ボディーコーティングは5~12万円位の費用がかかります。
この費用の内訳は、メンテナンス料や保証料などが含まれるため、どうしても高額になってしまうのです。
しかし、ご自身で作業すれば数千円でボディーコーティングは施工することが出来ます。
私がおススメしたいのはピカピカレインプレミアム【滑水性】です!
誰でも簡単に施工できるよう、施工方法が動画で配信されているので、愛車を長持ちさせるためにも1度ご自身で行ってみることをおススメします。
まとめ
ボディーカラーは塗料と配色により特徴が異なります。
また、使用用途と保管場所による対策も欠かせません。
例えディーラーで高額なボディーコーティングを施していても、洗車やメンテナンスを怠っているとボディーコーティングの上に汚れが堆積してしまい、意味を成さなくなってしまいます。
ご自身の好きなボディーカラーを選んで、愛車には小まめな洗車を施し、綺麗な状態を長持ちさせましょう。
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